過去記事の音楽面で『水色時代』について少し触れています。
とはいえ曲だけしか知らない有り様でした。
そこでアニメを1話観たらめちゃくちゃハマりました。
あまりにも面白すぎました。
YouTubeに全話投稿されています。
OPとED、アバンなどは所々カットされていますが。
贅沢は言えません。
久々にこんなのめり込むほどのアニメに出会いました。
全39話+番外編8話ながら暇な時間全てを費やし4日位で全部観ました。
原作の方をブックオフで買おうとしましたが売っていませんでした。
メルカリには多少ありましたが、そちらで購入するのは負けた気がするので検討中です。
似た系統で『こどものおもちゃ』も検討中です。
(ブックオフに全巻1100円で売っていた)
今回アニメだけを観た程度ながらニワカなりに記事をまとめます。
それ位今はこの作品に夢中なのです。
目次
水色時代とは...
やぶうち優による原作漫画で1991年~1994年に連載されました。
(ちゃお)
1996年にはアニメ放送され、ミュージカル化もされています。
小学校編と中学校編があり、アニメにおいては中学校の方が舞台です。
当時としても視聴率や人気は高く、当初の予定より放送が延長されていたそうです。
簡単なストーリー
作品については中学生という思春期真っ盛りの物語で勉強、運動、恋愛、人間関係、友情、進路などの要素をふんだんに盛り込んだ話です。
生理や性などについての回もあります。
主人公と幼馴染の恋模様、心情変化、沢山の出来事を経ての成長など見所は盛り沢山です。
過激なまでのことは少ないですがキスや押し倒す展開はあります。
お茶の間フリーズまではいきませんが親と観たら気恥ずかしいシーンはあるかもしれません。
35話で自分自身を捧げるという意味の「したい?」「Hしたい?」「私いいよ」
という攻めた台詞があります。
これ対して断られる展開でしたが。
その時のシーンの絵に思わず笑いました。
↑特段こういった絵が多いわけではありませんが。
簡単なキャラクター紹介
非常に魅力的で中学生らしいキャラクターが多いです。
ある程度の主要キャラクターを自分なりにまとめました。
(あくまでアニメにおける印象)
画像はスクショで頑張りました。
河合優子(かわいゆうこ)
愛称:ユウちゃん
この作品の主人公で友達想いで優しいですが、優柔不断で色々と食い違うことが多いです。
純粋過ぎてメンタルが弱く結構な頻度で泣き、周りに助けを求めることが多いです。
ルックスは可愛らしく、周りからも好意を寄せられることが多いです。
見ていてイライラするかもしれないですが、彼女の気持ちも分かるものです。
長沼博士(ながぬまひろし)
優子の幼馴染であり彼氏でもあり、クラス公認のカップルとして浸透しています。
サッカー部のエースで周りの女子からも人気が高く、イケメンなうえ成績も優秀です。
キャラクターのポジションとして分かりやすく、イメージ通りの性格です。
相思相愛で優子にしか眼中がありませんが、彼女に対しては所々厳しくなります。
高幡多可子(たかはたたかこ)
愛称:タカちゃん
優子の一番の親友で、不器用でキツい性格と物怖じしない発言が多い気の強いワガママキャラです。
それでも徐々に変わっていき回を増すごとに良いキャラになっていきます。
確実に序盤とは印象が変わるので一気に好きになる人が多そうです。
優子にとっても大切な存在で悩みや相談相手になりますが、ちょこちょこぶつかり合います。
北野深雪(きたのみゆき)
塾で知り合う人付き合いが苦手で友達のいない勉強好きのおとなしい子です。
しかし性格は頑固で口を開けば多可子と張り合う程のキャラで、知り合う当初の関係性は良くありません。
最初こそ人付き合いの面で衝突するものの次第に仲良くなり、多可子とも何でも言い合える仲になります。
自身の一番大好きなキャラで彼女の気持ちが分かるうえ、33話の可愛さで完全に惚れました。
橋本識人(はしもとのりひと)
愛称:ハシモ
博士の親友で同じサッカー部です。
女子に対するデリカシーのない発言で総スカンを食らうことが多いですが、面白く憎めないキャラです。
決して嫌われていることはなく、ムードメーカーで彼が出てくると毎度笑えます。
一度決めたことや目的の為への行動力は素晴らしく、ヌード雑誌購入回は爆笑しました。
久我山夏実(くがやまなつみ)
サッカー部のマネージャーで博士に対して好意を持つ可愛らしい子です。
優子のライバルという表現になりますがドロドロ展開や闘うまでのことはありません。
優子が一方的にバチバチしている印象が強く、この子の方が大人な気はします。
博士の為に何でも一生懸命で性格も良く博士もまんざらでもなさそうな所がありましたが、やはり優子を選んでいます。
仙川万理(せんがわまり)
愛称:まりりん
大きなメガネが特徴で所々出てきては色々問題発言をしていきます。
耳年増しで周りの情報や年頃の女の子事情、さぞ知っているような素振りで話す為、優子が恋愛面で悩む原因になっています。
その原因として35話の「全部あげちゃうのよ!」「長沼君とHよ!」「女を感じてない」などの発言があります。
悪いキャラではありませんが色々受け止めやすい優子には刺激の強いキャラクターです。
平山るみ子(ひらやまるみこ)
そこまで重要なキャラクターではありませんがクラスメートで友人ポジションです。
というのもリボンとふんわりヘアーの髪型は可愛らしく、めちゃくちゃ好みのルックスです。
見た目的にぶりっ子に見えますが普通の年頃の女の子です。
ハシモのことが好きという意外な要素があり、後半告白して実ります。
宮内冬紀(みやうちふゆき)
愛称:みやう
序盤から優子に一目惚れして色々頑張りますが、博士との関係を知って諦めます。
作品の中で一番の聖人で真面目で良いキャラ過ぎるも報われません。
しかし番外編での掘り下げっぷりや優子にギターでラブソングを披露して告白しようとする試みは大爆笑です。
どうにか報われてほしかったキャラクターです。
山田(下の名前不明)
いつもニコニコしているバカキャラで女好きながら憎めないキャラです。
それでも性格面は相手想いで優しく、そこに北野さんは惹かれ、まさかの結ばれる展開です。
その33話は本当良く(北野さんの所でも書いたが)、2人のやり取りにはニヤニヤしっぱなしでした。
出る機会は少ないですがインパクトがあり、もっと2人の絡みを観たかったです。
勿論他にも沢山の魅力的なキャラがいます。
多可子のことが好きな転校した柴崎春彦
優子の両親
井川先生
代田橋先生
など。
声優について
1996年の作品なのであまり声優を知らないと思いましたが、有名どころの声優はちょこちょこいました。
自身の中でも分かりやすい名前をあげると
鈴木真仁(優子)
樋口智恵子(タカちゃん)
松野太紀(井川先生)
岸尾だいすけ(みやう)
鈴村健一(柴崎春彦)
などです。
鈴村健一と坂本真綾
今やこの2人は夫婦ですが、最初の共演はこちらの作品のようです。
坂本真綾は同年の『天空のエスカフローネ』で声優デビューですが、『水色時代』も同い年です。
エスカフローネ→4月2日放送
水色時代→4月4日放送
というほぼ同じという。
2人の馴れ初めとしては流石に早すぎる時代(結婚は2011年)ですが、まさかこちらの作品だったとは。
共演作で有名なのは2004年のガンダムSEED DESTINYで、それでも年月の差はあります。
樋口智恵子
彼女は『To Heart』の長岡志保の声で、ギャルゲーをしていた自分にとってはビックリした発見でした。
どこかで聞いたことある声だな...どこかで見たことある名前だな...と思ったら、こう繋がるのが声優の面白いところです。
キャラクターとしてもこの2人の性格や見た目が結構似ているのも面白いです。
そして彼女も水色時代が声優デビュー作でした。
秋山純
博士役の声優で彼の名前は全く知りませんでしたが、調べると当時ジャニーズJr.のMusical Academyというユニットに属していた人でした。
(結成当初は大野智がメンバーにいた)
アニメの声優役としてはこの作品のみです。
2008年にジャニーズを円満退社しています。
しかしジャニーズ絡みの権利関係でこちらの作品の再放送や映像化がされない大きな理由になっています。
キャラクターの名字の多くは京王線
モチーフとなっているのは京王線の名称です。
と言われても田舎者の自分にとっては聞いたことがあっても何があるかなど全くありません。
都会人ならすぐに気付くのかも分かりません。
しかしながら久我山や長沼、仙川など何ともイメージのわかない名字ばかりです。
観ていて面白いと思ったポイント
アニメに夢中になることなど大人になると圧倒的に減るものですが、こちらの作品は見事に覆してくれました。
本当久しぶりにこんな面白いという感情になりました。
簡単に書きます。
心情が分かりやすいうえ共感できる
恋愛面でのモヤモヤや人間関係での相手に分かってもらえない気持ちが各キャラクターの立場になって考えると共感できます。
観ていて中学生にしては少し幼すぎると思ったり、思わなかったりもありますが、中学生のあるあるをうまく表現しています。
観ているこちらがハラハラしたり、食い違うやり取り、展開は面白いです。
キャラクターの性格も分かりやすく、同年代の人が観れば共感するでしょう。
同年代でない30手前の自分が共感する位に。
学生時代ろくな思い出がないというのにです。
1話完結のあるあるやベタな展開
ほとんどの回が1話完結です。
回を増すごとにちょこちょこ新しいキャラクターが登場したり、過去を振り返るシーンはありますが。
各話のタイトルが以下の通りです。
何よりタイトルがシンプルで分かりやすいからこそ、とっつきやすいです。
行事やイベントの回は特に先の展開が読めることになりますが、それでも堪能できます。
恋愛絡みとなるバレンタインデーやラブレター、恋人同士というタイトルは惹かれます。
この回に限らず毎話優子と博士の恋愛模様は比較的多いです。
ギャグ、シリアス程々のバランス
寒いノリや大爆笑させるような展開が少ないのが程よいです。
悪く言えば笑い所がない回も多いとは思いますが、かといって終始シリアスでもありません。
ほっこりと終わってくれます。
ギャグは少なめと書きましたが決して堅苦しくなく、絵もマイルドなので重くはありません。
シリアスとなると観ているこちらが不安になったり、主人公や他のキャラクターに感情移入して可哀想だなと思うことは多いです。
結構観ていてそれだけ心を動かされます。
それでも毎話グッドエンドで終わります。
ギャグとなるとタカちゃんやハシモ、まりりん、父親には色々笑わされました。
クスッと笑えるのがちょうど良いです。
父親と母親が素晴らしい
主人公の父親は厳格で母親は優しいという、この時代にありがちな設定です。
父親絡みの話は思春期の父と娘というありがちな展開で、初潮や彼氏の話、ダイエット、先輩後輩、進路などあり、喧嘩もあります。
それでも娘を思う気持ちや人生におけるアドバイス、優しさも見れ、頑固親父よりかは全然良い父親です。
後半の回でタカちゃんの前で2回フル○ン姿を晒してしまうという面白い展開もあります。
(1回目は家出で泊まりにきたことを知らずに風呂に入っているタカちゃんに気付かず開けてしまい御開帳)
母親が怒るという展開は1度もなかったと思います。
勿論心配はしてくれて女同士の話やアドバイスを的確にしてくれます。
かなり聖人なキャラクターをしており、父とのバランスもとれています。
↑ちなみに姉も存在していますが、メインの回はない模様です。
とはいえちょくちょく出てきて、冷静な発言や憎めないキャラクターをしています。
(ちびまる子の姉みたいな)
優子に似てなくどうにも微妙な見た目ですが普通に可愛いです。
似た作品は沢山あるだろうが縁がない
普通に考えて学園もので恋愛、勉強、性、人間関係、進路などが絡む作品など星の数あると思います。
それは少女漫画に限らず。
しかしながら今まで案外そういった作品に目を通すことはなかったです。
それも主人公が女の子で女の子視点の作品を。
当時も今も少女漫画や女児雑誌を読むことは皆無です。
というか男が読んでいたら、それは気持ち悪いでしょう。
男→コロコロ、ボンボン、ジャンプ
女→りぼん、なかよし、ちゃお
みたいな固定観念があるかもしれません。
マガジンやサンデーは男女関係なさそうです。
(勝手なイメージ)
幼い頃なら男でも女児アニメに目を通したことのある人は多いと思います。
メジャーなタイトルだとセーラームーンやカードキャプターさくら、マーマレードボーイなどでしょう。
大きいお友達と呼ばれる存在の方々も女児アニメは好きです。
むしろそういった方々の発信する情報のが重要で、ニコニコ動画のコメントやサイトの記事においても分かりやすいです。
女児が観る(観ていた)アニメや漫画は何個かは名前は聞いたことがあるとはいえ、やはりほとんどが無知です。
まだまだな未知の作品は山ほどあると思います。
まさかこの歳でそういったものにハマるとは思いませんでした。
ハマるといっても今回の『水色時代』だけですが。
ここからどこに向かうかは分かりません。
決して少女漫画が好みなわけではないです。
やはりキラキラした目の絵や観て疲れるものは厳しいので。
作者の絵で変化するでしょうし、作品のテーマがアイドル的なものや非日常的な世界観のものにもあまり興味は沸きません。
学園もので現実的な展開の作品を好みます。
エロい目で見ることになるか
気持ち悪いながらアニメを観るにあたって『エロ』を目的とした見方は自身にはあります。
今回紹介した『水色時代』においてはそんな要素は少ない方だと思いますが。
(少ないというか何というか)
しかしこの作品の女キャラクターの可愛らしさは個人的にかなり好みで、90年代の絵で中学生という立場なのにときめきました。
主人公である優子が徐々に発育が良くなったり、考え方が成長して大人っぽくなっているのが感じられます。
(発育に関しては微々たる差だと思いますが成長感はあります)
基本エロ要素となると高校生位に成長したストーリーになり、彼氏や初体験、援交、犯罪などの要素が絡むと思います。
正直そこまでいくと何か違いますが。
勿論それはそれでリアルなうえ、嫌いではありませんが。
女児アニメチックな絵に興奮を覚えるわけでもありませんが、この作品はキラキラしておらず、雰囲気は『ちびまる子ちゃん』に似ていると思います。
最後に
少女漫画にハマったとは大きな声では言いませんが、どうにも今はそちらの方向に向かっているかもしれません。
ただ勿論知識はろくにありませんし、この『水色時代』を観ただけの話です。
他の作品を勧めてくれる女の知り合いやこういった作品が好きな人は周りにいません。
自分で適当にさまよい、巡り会った作品を楽しめればいいです。
これがオススメ、面白い、見た方が良いなど人それぞれでしょう。
現状の状態だと
『水色時代』
↑今ここ、久々に1話1話アニメを観ている
『こどものおもちゃ』
↑GWのブックオフのセールで購入検討
『マーマレードボーイ』
↑多少興味はあり、これもブックオフに全巻あった
です。
結局はYouTubeで気軽に観れるとか手軽に手に入るなどが重要なんですが。
女児作品だと『東京ミュウミュウ』もちょくちょく観ています。
(新しくアイドル化した方は興味はない)
古い作品にばかり目が行くのは多分時代背景が昔の方が好きだからです。
ちなみに『水色時代』のDVD化はされていますが、品薄状態です。
プレミア化まではされていません金額も普通に高く2万近くします。
何としても手に入れ、まともに観たいです。
現在の一番の目標です。
探し回ることに努めます。