小中高の頃の2週間に1回は家に進研ゼミから封筒が届いていました。
学年が上がるにつれてその頻度は減った気がしますが小学生の頃が一番来ていたと思います。
下手したら週1ペースだったかもしれませんが、ハガキだけの物も来ていました。
勿論封筒の中身は例の漫画が入ったやつで、これを必ず読んで読み捨てるのが日課でした。
そのまま中身を開けないで捨てることはなかったです。
その漫画は起承転結の分かりやすさが明確で、お手本のようなストーリーで毎度王道の展開でしたが、これがかなり読みやすかったです。
ゼミの漫画を検索するとヒロインや母親のルックスが非常に可愛いですが、自身の時代ではそこまでレベルは高くなかったと思います。
(自身は92年生まれ)
そこで進研ゼミによくある展開を簡単にまとめました。
あるあるという展開ながら、結局はそれが一番読み手を惹き付け、印象に残るものです。
特に難しく考えることなく、パッと思い浮かんだことばかりです。
目次
- それなりの点数なのに絶望、凹む
- ライバルや幼馴染は高得点
- 先輩キャラの登場
- 何かしらのきっかけでゼミを意識
- 「母さんっ!俺ゼミやりたい!」
- 「ゼミでやった問題だ!」
- ゼミから授かるアイテム
- 問題に答えると歓声が沸く
- 勉強以外のことも成功する
- 次は君の番だ!
- 最後に
それなりの点数なのに絶望、凹む
始まりは共通パターンでテストの点数を見て、ショックを受けるところから始まります。
学年によるでしょうが60~80点代が多いと思います。
この点数を高いと見るか低いと見るかで読み手は感じ方が違うでしょう。
全然マシ
平均点越えてるなら良い
これで凹むってどんだけ頭良いんだ
など色々思うでしょう。
基本的に平均点に近い得点が多いです。
赤点や50点以下を取るほどのバカな主人公は多分見たことなかったと思います。
それでも高い点数なので読み手を煽っていると感じられます。
画像の場合は平均点も触れていて、平均点以下の人はどうなんだ...となるでしょう。
ライバルや幼馴染は高得点
この高得点はゼミか塾のおかげです。
この時ばかりは周りから一目置かれます。
ゼミキャラならゼミを知る、教えてくれるきっかけを作ってくれる重要な存在です。
それでも主人公はゼミに対して、この時あまり何も疑問を抱くことはありません。
逆に塾キャラや嫌味な奴はこれから点数が伸び悩みます。
今だけ良い顔をできるだけで徐々に主人公に色々な要素で差がつけられてきます。
色々な要素とは勉強に限らず部活や恋愛などの学生らしいものが多く存在します。
画像は5点の差しかないにしろ90点以下は低いという低学年の認識でしょう。
先輩キャラの登場
憧れの先輩がゼミの先駆者の場合が多いです。
わりかし中学、高校に見られた展開です。
イケメンか美人がお約束で主人公の憧れの存在で目標としている場合が多いです。
部活や進学校で大活躍しており、主人公にだいぶ影響を与えます。
優しいパターンと厳しいパターンがありますが、どちらも良いキャラをしています。
異性なら恋愛への発展を期待でき、面白い展開を想像できます。
その先輩も最初は主人公と同じようにイマイチだった時期があり、そこをゼミに救われ、変わっていった経緯があります。
画像の先輩はいかにもな『できる女』で周りの歓声もあり分かりやすい存在です。
何かしらのきっかけでゼミを意識
友人と喧嘩や一悶着などあり、うまくいかない日常において主人公は沢山悩みます。
勉強、恋愛、部活どれもうまくいきません。
しかしゼミをやっている人と触れ、そこからゼミに導かれます。
ゼミからの勧誘の封筒も丁度家に届いており、それを読み決断します。
何とも素晴らしいタイミングなのです。
ゼミを始めたそこからの成長過程は物凄いものです。
しかしゼミをやらなかった者は落ちるとこまで落ちます。
画像のような優秀な聖人と出会うことが重要で、後々恋愛に繋がることもあります。
「母さんっ!俺ゼミやりたい!」
王道セリフです。
それに対して母親は
「前も一回やって続かなかったでしょ」
「高いんじゃないの」
など不安に思いますが、主人公の今までにない真剣で熱い想いに押され申し込みます。
ここでは丸々1ページ、ゼミのプランがしっかりと説明されているので親御さんも安心です。
むしろここは親が読むページとなるでしょう。
料金に関しても「パパのお小遣いを減らせば...」という展開も多く、それに対して遠くにいる父親がギョッ!とする場面をよく見かけます。
画像はかなり話題となった美人ママで有名です。
「ゼミでやった問題だ!」
同じく王道のセリフです。
ゼミでやった覚えのある問題を見て驚く表情から得意気な表情に変わり、サクサクと問題を解きます。
ゼミの力は恐るべしで無敵モードになります。
実際こんなことが本当にあるのか気になります。
学校とゼミとのテストの作成は太いパイプで繋がっているのか謎です。
高得点を取るとはいえ何だかんだ100点を取ることは、ほとんどなかったと思います。
流石にそこまでの完璧超人にしないところは分かっているようです。
画像はゼミ経験者のテスト時によくある光景です。
ゼミから授かるアイテム
ゼミからは遊びながら学べる素晴らしいアイテムが送られます。
主に携帯ゲームっぽい物が多く、最初は家族から何遊んでいるんだと指摘されますが、説明すると称賛に変わります。
そしてむしろ家族がそれにハマってしまう展開が多いです。
低学年だと学べるギャグ漫画を読んでダジャレに大爆笑しているパターンもあります。
そのダジャレのクオリティは低いながら異様に主人公は腹を抱えながら笑っているのです。
勿論アイテムの使い方、凄さを分かりやすく説明してくれます。
ここまで来ると主人公はだいぶ成長しています。
画像のはDSのソフトでそこまでの物があったとは驚きです。
問題に答えると歓声が沸く
これは周りもバカなのか...と思いますがゼミでの成長を分かりやすく伝えています。
すげーとか周りの驚いたバカ面、口を開けた顔、先生が褒めるなど沢山あります。
その間に主人公とゼミを教えてくれたキャラはアイコンタクトorピースをします。
序盤の展開では問題に主人公は答えられず、先生からきつめに言われます。
そして1学年時に学ぶべき膨大な勉強量を黒板に説明するパターンが多いです。
ここは重要な場面で学年が上がると2倍3倍と増える勉強量や難しさなどを熱く伝えてきます。
それは事実かもしれませんが結構な不安を煽ってきます。
画像は序盤においての展開で主人公は焦っています。
勉強以外のことも成功する
お決まりのグッドエンド展開になります。
高い判定を貰ったり、受験に受かったりと良いこと尽くしです。
そしてやはり勉強面に限らない点が面白さのポイントです。
恋愛面での告白成功や部活面でのレギュラー獲得、自己ベスト更新などという甘酸っぱい展開になります。
そんな絵に書いたような展開を見てもムカつくよりニヤニヤしてしまいます。
それはそれで全然面白いので。
むしろここから先が読みたいという気持ちになります。
画像は歌い手やリア充という時代に合った学生に分かりやすい言葉を使っています。
次は君の番だ!
締めのセリフで読み手に問いかけてきます。
君も変わろう!、今がチャンスだ!、ラストチャンス!などと誘ってきます。
ゼミを始めれば自分もこんなことになると安直な人は思うのか。
洗脳に近いものもあるのか。
しかしながら画像の右側は友人のバッドエンド直行ルートです。
この展開はゼミにしては非常に珍しく、暗い書き方で流石にやり過ぎだろうとも思いました。
ここから先の展開もめちゃくちゃ見たい気持ちがあります。
こちらの作品に関しては友人が可哀想、自殺しそう、援交しそうなどと言われています。
最後に
進研ゼミの漫画の画像検索は面白いのでオススメです。
コラ画像があると萎えますが。
あとYouTubeにある音声で読んでいるヤツやYouTuberが紹介しているのはどうにも苦手で観たいとはなりません。
普通に読めるのが見たいのです。
ほとんどが似た展開で繰り広げられますが、恋愛や部活、友情などの絡め方も作品によって違うので面白いです。
絵の好みやその時のトレンドなども分かり、決して手抜きではないのです。
しっかり読み手のことを分かっている気がします。
(とはいえ最初のテストの点数は高めですが)
絵の当たり外れがありますがレベルの高すぎる可愛いヒロインや母親が出てくると興奮するでしょう。
そういったまとめの記事もあります。
しかしながら今思えば漫画を捨てたことに後悔です。
これだけ印象に残っているわけで、どんな漫画より一番面白いのが進研ゼミの漫画です。
過去のゼミ漫画を捨てずに沢山所持している方やメルカリに出品している方など結構います。
その需要は全然あると思います。
再販なんてあり得ないことなので2度と目にすることはないです。
今の時代は漫画が送られてくるか不明ですが、どうなのでしょうか。
自身がチャレンジをやっていた時はビデオが送られてきたり、自由研究的な物や図鑑などもありバラエティに富んでました。
(小1から小3位までやっていた)
キャラクターではポコやカニ丸、コラショ、キッズなどの懐かしいキャラクターが印象に残ります。
コラショは今も現役だと思います。
目覚まし時計も実家にまだあると思います。
DVDの時代になってからアニメの声優がかなり豪華なのも話題になった覚えがあります。
ニコニコ動画によくあげられていて、よく観ていました。
世代で話の合う合わないは多少あるでしょうが、漫画の内容に関しては話していて盛り上がること間違いないと思います。
懐かしくもなり、あの頃家に自分の名前で郵便物が届いた時のワクワク感は忘れられません。
そんなワクワク感が今の子供にあるのか分かりませんが、進研ゼミの漫画は偉大だったなと思うことでした。